ぶっ飛び主婦のK塾Eコース ちょっと、無理めの受講レポ
番外編・『第1回 K−1 IN 朝霧さんじゅうJリーグ』
参戦記じゃなく参加レポ
 


2004年4月3日(土)
 

タスク:A-E-D-A-E-D-A-Q-K-Q-B
  さんじゅうTO-げんこつ−農大−さんじゅうTO−げんこつ−農大−さんじゅうTO
  −旧あずまや−西富士ハングTO−旧あずまや−さんじゅう事務所    約30q


おまけのおまけでしつこく書きます。
なんせ最初で最後のJリーグ!記念に覚えておかなくっちゃ(^o^)


マジで参加してしまったJリーグ。いくら内輪でK−1じゃーっ!と悪のりしてても、回りをみれば、まっとうなJリーガーさん達。F1で見慣れた人もいるにはいるが、ホントにいいのか?という不安をかかえてテイクオフに登れば、そこはいつもの朝霧の空。

風は先週よりさらに西っぽく、朝からバンバンはいる南風に「絶対恐いことことになるよ、これ」と、場違いなところにいることよりコンディションのほうが気にかかる。タスクはそのことを考慮して天子方向はなし。比較的安全なコースで行けるはずだが・・・


なにはともあれ遅くなればなるほど恐いことになるのでとっと出よう〜、つーことでTOP陣に混じって厚かましく先発でテイクオフ。初めてワンダースワンなるものをつないでみたが、操作がよくわからずテイクオフで人頼みしてしまった。200mシリンダーに達すると音がして次のパイロンを示してくれるらしい。

ゲンコツ−農大と回ってもぜんぜん反応なし。ヘンだなぁ・・・Tが農大だと思ってるところと違うところがパイロンの中心なのかな?農大の敷地広いモンね〜と、どんどん前にだしたら、いきなり真ん中からバサッ!?なにっ?こんな場所でどうして?すでに西風かなり入っていて大きなローターの落ち込む先あたりになっていた(と、あとから冷静に考えた)。やばいよ、この辺、でもパイロン到達してないし、ヘンだなヘンだな、あれもう国道近いよ、いくらなんでもこれはヘン!とその荒れ荒れの中GPSの方を取り上げMAPモードにしてみると、ありゃ!!!ログオフモードになっている!!!これじゃWS動くわけないかぁ、あっ!そういうことより、もしかして一からやり直しぃ?せっかく第一集団に混じってるのにぃ(ToT)
 
注)あとから聞いたところによればログオフでもWSは動くらしい

で、テイクオフに戻しながらGPSをなおして(あれてて恐いよぉ〜)なんとか気を奮い立たせてやりなおし。あの恐い場所あと2回も行くの、ムムムッ・・おまけにやっぱりWSには表示がない。わけわかんないままいじってたら(これじゃあ先週の無線と同じだよ)画面が初期画面みたいなのになってしまい、これ以上苦手な機械のこと考えてると集中力散漫でこの荒れ荒れコンディション危ないので、もうWSのことは忘れることにしてGPSマップモードでパイロン踏んでいくことにした。2週目・3週目を回ってあげなおしたら、無線で誰かがレスキュー投げたという情報がはいってきた。

ちらっとうしろを振り返ると派手ないろのレスキューが開傘中。こっちも余裕ないのでみてられない。グライダーコントロールに必死の形相。『もうやめようかなぁ・・・やばすぎだよ、今日。参戦じゃなくて参加なんだからもういいよなぁ。でも誰も降りてないし・・・』競技委員長からセーフティコミッティーに風のレポを送るように指示がでて、K山氏から「たいしたことない」というような内容が返された。マジ?Jリーグではこれがフツーなの?とぶつくさいいながら養毛尾根先超えたとたん、強烈な西!グライダー勝手に沖に行っちゃうよ〜。偏流とっていくけど、気持ち的には、機体ほとんど真西向きでちょっと体重左に入れてる程度。

飛びなれた朝霧だけど、こんな西向きで沖を移動したことないから、変な感じで緊張しまくり。いつなにがきてもおかしくない。ようやく猪の頭前山に差しかかると、安定してる。高度1500。余裕で前山上空を通過、南尾根もそのままストレートに走り抜ける。やっぱ西の日は沖だよね〜 なんていい気になってQパイロン(旧・あずまや)とってそのまま南尾根に返し西富士に突っ込む。ところが、西富士っていうことだけが頭にあり(ここにくるまでいろんなことありすぎてかなり動揺してたんですね〜)西富士山頂にむかってしまう。パイロンは西富士ハングのランチャーなのにっ!

西富士の山頂がなかなかとれずスタックすること10分。ふとGPSみるとなんだー、もうハングのランチャーとっくにとれてるじゃん!自分のあほさ加減に呆れつつもコンディションの厳しさに笑えない状況。もう1回さっきとおんなじルートでQとりに行こうとするもさっきほど高度がとれない。Qに低く突っ込んではまった機体は何機も目撃してるし、どーしよーかなー、1450か〜、でもなんか送電線沿いにリフト帯があるような予感、えーい、突っ込んじゃえ、だめでも猪の頭アウトランくらいなもんでしょ。と突っ込むと予感的中!落ちない!!稜線沿いコースの倍くらい早い感じ。よっしゃー、あとは帰るだけ。しかし帰るときには西の吹き抜け数箇所を通らないと帰れない。しかも時間が遅くなったせいで北がはいってきているような?さっきと違って南尾根があがらないので、前山に戻そうと走り始めると、Tの長いパラ人生で初めてといっていいほどオソロシーことがっ!!!

いきなりビル風みたいな強風にキャノピーが斜め前にシュート・・・するかと思ったら斜めのまま風下にバビューンと流されるというより吹っ飛ばされてく。人間ひきづられるようにななめってるし。ひょえ〜〜〜これってどうすんの〜このままこのスピードでシュートしたら、すんごいことになりそう。心臓飛び出るぅぅ〜。これってグライダーの運用限界超えてるってことだよね、制御不能でなすがまま。

たぶんその間数秒だったんだろうけど、ものすご〜く長い感じがした。で、この数秒のせいで、劇症急性臆病風一発病が発症し、あとはなんにも考えられず猪の頭ランディングへ翼端追って一目散に降りたのだった。

う〜む、私らし過ぎる結末。


K−1の結果は以下のとおり
http://www.amy.hi-ho.ne.jp/para/k1/

ついでにJリーグとしての結果は、こんなんで表彰してもらって申し訳ないけど女子3位の表彰状もらってしまった・・・
http://www.sentencha.com/asagiri-gp/


日曜は朝から雨で閉会式のみ。まっとうなJリーガーさんたちを目の前に、勝手にK−1の表彰式で、現金を配って盛り上がる塾生+塾関係者。

Jリーグっていつもはもっとマジメな感じでやってんだろうーなー。うちらは仲間内のおちゃらけで楽しかったからいいけど。ドジたくさん、恐いのたくさん、でも楽しい最初で最後のJでした。


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