ぶしゅ達へのインタビュー
『アッパーグラウンド』



ある日、ふと冷静になって考えた。『私ったら、こんな下手なのになんだって10年も飛んでるんだろ?
休日のほとんどをさいて、長い距離運転して、日焼けでしみつくって、少ない小遣いの大半を費やして、
結構怖い思いして・・・今更、たいした飛びができるようにもならないのに・・・』

同じようなフライヤーがまわりにいた。彼女たちもなんで飛び続けてるのかな?

多くの女性フライヤーが、結婚や出産やただ何となくでエリアを去っても、
しつこく飛び続けているフツーの主婦フライヤー達。
コンペの表彰台にもXC記録にも無縁の彼女たちの物語が語られる機会はほとんどない。
でもきっとそれぞれの空の物語があって、フライトに対峙する哲学があって
飛ぶことを通して獲得した何かがあるにちがいない。

そう思って、長く飛んでるフツーのフライヤー達の物語を集めてみました。
きっと自分が飛び続けている理由もそのうちみつかるでしょう。




ぶしゅ達へのインタビュー集『アッパーグラウンド』は、地下鉄サリン事件被害者インタビュー集
『アンダーグラウンド』(村上春樹著)のパロディ企画であることは、同書をお読みになった方はすぐに気づかれると思います。
ちなみに『アンダーグラウンド』の反対語として『アッパーグラウンド』などという表現は英語的には存在しない(そうです)。
それでもこのタイトルにしたのは、空中でなく『地上』にへばりついていることの多いぶっ飛びフライヤーの
物語であることも大きな理由のひとつなのですが、無名の人のささやかな物語を
集積することで何かが見えてくるという手法が『ぶ主連』のテーマに
つながると感じたからです。できるだけ多くの『ぶしゅ』の物語を集めていきたいと思っています。





アイコン 『ぶっ飛び主婦連合』設立メンバー
  元祖『ぶっ飛び主婦』AYAちゃん
ただ飛べることが楽しくて。飛んで、降りて、ああ、私はこれで嬉しいの、なんか文句ある?((笑)

朝霧の『親方』NAOちゃん
『不思議なことにやめようと思うと、いろいろな力でこの世界に引き戻されて来たような気がする』

HP管理人・TAMちゃん
『人の倍くらい下手で上達が遅いんで、だから人の倍くらいの期間楽しめてるんじゃないかな


アイコン 『ぶっ飛び主婦連合』Bメンバー
B8・たっちゃん
何万人、何億人もの先祖の人たちが憧れても実現できなかった夢を今僕らは手にいれてるんですよね

B6・みえちゃん
飛んでるおばあさんになれたら私は幸せだろうなって思う

B4・薫ちゃん
『これ以上真剣になる時ないよねっ。その飛びで?って言われるかもしれないけど?(笑)』









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